平成28年第 4回定例会  第2日目  平成28年12月7日(水曜日)

◆8番議員(鷹羽琴美)
 皆さん、こんにちは。
 今日も、有り難いことに、応援団の方が来てくださっておりまして、授業参観で見られているような、少し恥ずかしいような気持ちですけれども、頑張ってまいります。
 議長のお許しをいただきましたので、先に通告しました「暮らしやすいまちづくりを目指して」について、自民クラブの一員として質問いたします。
 岡村市長による大府市政がスタートして、この12月で8か月がたちました。第5次大府市総合計画の基本理念である「みんな輝き 幸せ感じる 健康都市」の実現に向けて、前市長の流れに沿ったまちづくりを継承しつつ、岡村市長が掲げたマニフェストを取り入れた政策が次々に展開されてきているかと思います。
 今回の質問では、マニフェストの七つの柱の4番目「まちづくりとインフラ整備」を中心に、暮らしやすいまちづくりに向けて、岡村市政がどこを目指し、何に重点を置いて取り組んでいくのかをお尋ねしてまいりたいと思います。
 マニフェストの4番目は、「賑わいと潤いが感じられる快適なまち」と題して、駅周辺の賑わいを創出し、安全・便利で快適な道路、歩道、公園などの整備を進めるために、①駅周辺の中心市街地活性化と景観整備、②水と緑の環境整備、③幹線道路整備促進・県事業の要望強化、④道路交通体系の整備、⑤都市施設の整備といった五つの項目が挙げられています。
 そこで、まず始めに、1点目「大府市が目指すまちづくりについて」、伺ってまいります。
 大府市は、東部に境川、中央部に鞍流瀬川が流れる、なだらかな丘陵地で、かつては大部分が森林や水田に覆われ、古くから稲作が盛んだったため、現在も農業用のため池が数多く存在しています。大府、横根、北崎、共和、長草、吉田、森岡の旧大字7地区を中心にまちが発展し、現在は市域の中央部分に市街地が広がっています。市域の北側が名古屋地域、南側が知多地域、東側が西三河地域に隣接しており、古くから交通の要衝として発展してまいりました。
 そこで、1項目目についてお尋ねします。
 このような成り立ちや背景を生かして、これまでにどのようなまちづくりがなされてきたのか。大府市の現状とこれまでの取組をお答えください。
 続いて、2項目目です。
 現状とこれまでの取組を踏まえて、今後、どのようなまちづくりを目指すのか、伺いたいと思います。
 最後に、3項目目についてお尋ねします。
 9月議会において、大府市事務分掌条例の一部改正条例が賛成多数で可決され、新たに都市整備部が設置される運びとなりました。都市整備部の分掌事務の第2号には「まちのにぎわい創出に関すること」が明記され、いよいよ中心市街地活性化に向けての取組が大いに期待されるところであります。しかし、私の地元である北崎地区や吉田地区など、中心市街地以外の地域についての展望が、なかなか明確には見えてまいりません。
 そこで、お伺いします。
 中心市街地以外の地域に関するまちづくりをどう考えているのか、お答え願います。
 2点目は、もう少し具体的に深く突っ込んだ質問として、「北崎地区のまちづくりについて」、伺ってまいります。
 私は、平成8年に結婚して以来、夫の勤務先の都合で大府市を離れて生活していました。最初の3年半は大阪で、その後13年半を神奈川で過ごしていましたが、いずれも、年末年始やゴールデンウィークなどで、年に数回は帰省しておりました。帰省するたびに少しずつ大府市も変化を遂げており、大府駅の西側、とりわけ平成20年のリソラ大府ショッピングテラスや、平成26年のおおぶ文化交流の杜アローブのオープンなど、柊山の目覚ましい発展には目を見張るものがありました。
 一方で、北崎地区に目をやりますと、いつ帰ってきても、そこには何も変わらない風景が私を待ち受けてくれておりました。もしも私が、世知辛い都会暮らしにすっかり身も心も疲れ果て、癒やしを求めて帰省したのであったなら、「やっぱり地元はいいなぁ。いつまでも変わらずにいてほしい」と思ったかもしれません。しかしながら、ぜいたくな暮らしではないものの、3人の子供に恵まれ、自宅から徒歩5分圏内に幼稚園、小学校、中学校があるという立地に加え、自然豊かで海も山も近いけれど、徒歩15分、バスなら5分で到着できる駅周辺には活気ある商店街があり、首都圏までもすぐに出られる便利で快適な鎌倉市大船に住み、子育ても少し落ち着いたのでパート勤務を始め、自分のお小遣い程度は稼いで「ママ友」と外出したりと楽しく暮らしていた私にとっては、この北崎が、ともすると、とても不便で退屈なまちに映ってしまうのでした。
 もちろん、実家でのんびりできて、両親や親戚、地元の友人に会えるという意味では、帰省はうれしく、楽しくもあったのですが、帰るたびに年々商店が減っていき、北崎のまちが寂れていく様を目の当たりにするのは、とても寂しいものがありました。
 思い返せば、私が子供の頃には、北崎にも幾つかの商店が営業しており、生鮮食品を取り扱う店や、制服や学校指定の学用品もそろう衣料品店、文具店や駄菓子屋、飲食店などがあって、大府駅周辺まで行かなくても日々の生活は成り立っていました。名鉄バスも県道57号瀬戸大府東海線を走っていました。バスの本数は2時間に1本程度と記憶しており、決して便利とは言えませんでしたが、車がなくても20分程度で大府駅や豊明市の前後駅まで行くことができました。たまにバスに乗ってお出掛けするときは、ちょっと都会に出掛けるような気分で、ドキドキ、ワクワクしていたように思います。北崎で生まれ育った当時の私にとって、大府駅や前後駅周辺でも十分に都会だったのでしょう。
 平成25年4月に夫の転勤に伴って、地元に戻ってまいりましたが、北崎のまちは市内でも高齢化が進み、商店がなくなってしまったため、買物が困難な高齢者がいらっしゃることを知りました。また、子育て中の母親として非常に困ったことは、子供の学用品、例えば「明日の算数でコンパスが要る」とか、「漢字ノートがなくなっちゃったけど、明日提出の宿題がある」と言われた際に、子供が自分で買いに行けるお店がないことです。母親ならきっと同感していただけると思うのですが、子供というのは本当に「もっと早く言ってよ」と思うことを言い出す生き物なのです。
 現在、北崎地区にも辛うじてコンビニエンスストアはありますので、コンビニで賄えるものなら何とかなりますが、必要な物を取り扱っていなかった場合には、親が車を出して買いに走るしかありません。つい先日も、テープ台用の大きいセロハンテープが欲しくてコンビニに行きましたが、小さいものしか置いておらず、二度手間になりました。
 また、これは私が議員になってから地元の方に言われたことですが、今から40年前、その方が結婚して家を買うという一大決心をされる際、この北崎と、当時は未開発だった柊山とで迷ったけれど、北崎なら豊明にも名古屋にも刈谷にもすぐに出られるし、今後はもっと発展していくであろうと予測してこの地を選んだ。なのに、40年たった今、柊山はすっかり開発されたけれど、北崎は何も変わらないどころか衰退の一途をたどっている。今はまだ車の運転はできるが、お酒を飲んで帰るにはタクシーを利用するしかなく、私の年間のタクシー利用料は15万円も掛かっている。バスを何とかしてほしい。北崎を選んだのが間違いだったという切実な嘆きを聞きました。また、井田地区に住む方からは、「ここは大府の外れで、市からも見放されてしまっている」という諦めに近いような悲しいつぶやきを聞きました。同じ大府市に住んでいるのに、一方は満足していて、もう一方では不満があるといったような不公平感を市民に抱かせてしまうのは、とても残念なことだと思います。
 平成27年度の大府市市民意識調査の定住志向の項目で、「市内の他の地域に移りたい」又は「他の市町村に移りたい」と回答した人数に占める割合で計算した結果、神田小学校区の移りたい理由の第1位は「買い物などの日常生活が不便である」が81.3パーセントと断トツで、第2位は62.5パーセントの「通勤・通学が不便である」でした。ちなみに、三ツ池小、加木屋南小を含む吉田小学校区においても、移りたい理由の第1位は「買い物などの日常生活が不便である」で62.5パーセント、同じく第2位は「通勤・通学が不便である」で54.2パーセントと、中心市街地から遠い地区ほど、この2点について不便を感じていることがわかります。
 そこで、お伺いします。
 1項目目として、北崎のまちづくりについての現状とこれまでの取組をお答えください。
 2項目目に、商業が衰退していることをどう考えているのか。
 そして、3項目目に、再興するためにはどうしたらいいのか、お答え願います。
 続きまして、北崎地区の道路について伺ってまいります。北崎地区には国道23号の北崎インターがあり、伊勢湾岸自動車道の豊明インターも近いため、非常に利便性が高く、交通の要衝となっています。私がまだ鎌倉に住んでいた頃に豊明インターが開通し、帰省時間が30分以上も短縮されて、本当に便利になったものだと感動したものでした。
 しかし、ひとたびインターを降りると、道路は一気に狭くなり、右折帯がないばかりか、信号すらない交差点がたくさんあります。すれ違いもままならない狭小道路があちこちにあって、すれ違いポイントを知らない外部からの車がうっかり侵入すると、後続車が詰まって大渋滞となってしまうことも多々あります。
 実際に私も地元に戻ったばかりの頃、行けそうだと思って進んだら対向車が突っ込んできたので、仕方なく無理に左端に寄せたところ、バンパーをこすってしまったことがありました。見栄えは悪いけれども運転に支障はないし、修理代がもったいないので今もそのままになっていますが、ガリガリッとこすったときの嫌な感触は今でも忘れられません。
 また、朝のラッシュ時には、生活道路が通勤を急ぐ人たちの抜け道として利用されているのが現状です。歩道もないような狭い道を通って通学する子供たちの横を、すごいスピードですり抜けていく車もあって、非常に危険を感じることがあります。事故が起こらないのが不思議なくらいですが、PTAの保護者の方々が毎朝交替で旗当番をして、子供たちを見守ってくださっているたまものだと思います。
 子供たちが安心・安全に通学するためにも、北崎地区の道路整備は必要不可欠だと感じていますが、そこで、4項目目について質問します。
 狭小道路が多く、交通困難な現状をどう考えているのか、お聞かせください。
 次に、5項目目についてです。冒頭でも述べましたが、岡村市長は、マニフェストの4番目の柱の中で、「幹線道路整備促進・県事業の要望強化」と「道路交通体系の整備」を掲げておられます。現在、北崎地区においては、瀬戸大府東海線の工事が平成30年度の完了を目指して着々と進められています。豊明北崎線も大府市内の工事は完成しており、後は豊明市の工事が完了し、平成30年度の前後駅までの開通を待つばかりです。また、「生活道路の整備推進」として「側溝の有蓋化、改修を重点的に実施」とありますが、北崎地区にも蓋のない古いタイプの側溝が各所に残っており、有蓋化の要望がありますし、蓋はあってもかなり大きく隙間が開いている危険箇所もあります。つい先日、私も大きな隙間に気付かず、足がすっぽり落ちて靴が脱げ、すねに青あざができてしまいましたので、整備推進を大いに期待したいところです。
 そこで、お尋ねします。
 伊勢湾岸自動車道や国道23号など、周囲の道路交通網は非常に発達しているのに、まちなかの道路整備が不十分な北崎地区において、今後、どのようなみちづくりをしていくのか、お答え願います。
 最後に、6項目目として、名古屋市、豊明市、刈谷市に隣接し、周囲の道路交通網が発達している北崎地区の高いポテンシャルを生かしたまちづくりの構想について、今までの質問も踏まえて、総合的な考えをお聞かせください。
 続きまして、3点目、ウェルネスバレーの新たな展開について、お伺いいたします。
 今年の9月に大府市役所の2階会議室において、大府商工会議所地域開発委員会による「大府市まちづくり構想提言書」の説明会がありました。この中にも、参加された方が大勢いらっしゃるかと思います。その提言書の中で、ウェルネスバレーの新たな展開についての提案がありました。
 現在、大府市では、あいち健康の森とその周辺エリアを「ウェルネスバレー」と称して、健康長寿に関する一大交流拠点を創出していますが、これを発展させ、従来のウェルネスバレーをウェルネスサウスバレー、南側ということですね、それで、大府PAエリアをウェルネスウエストバレー、大府みどり公園と二ツ池公園エリアを合わせた地域をウェルネスノースバレーとして、官民学の連携によって市域に三つのウェルネスバレーを創出し、市域全体をつなげるというものです。
 私は、このプランを見て、非常に感銘を受けました。何より、私の地元である北崎地区の大府みどり公園エリアが、新たなプランの中にしっかりと入っていることがとてもうれしく──こちらが先ほどのウェルネスノースバレーの詳細の地図になっています。とてもうれしく、「北崎地区は決して見放されてはいない」と言われているような気がして、大変心強く感じたのです。
 この提言書によりますと、大府市は旧大字7地区からできており、さらに土地区画整理による複数の新興地区が加わって市街地が形成されています。このように幾つかの市街地が寄り集まって成立しているのが特徴の大府市においては、今後、「各地の文化の維持」と「市全体の発展」の両立を目指すことが必要です。点在する各拠点とネットワークの強化により、まちの機能維持・発展を図る多極ネットワーク型コンパクトシティを、大府市の特産品である「ぶどう」の房に例えて、「ぶどう」型コンパクトシティ(グレープ・クラスターシティ)と呼びます。ぶどうの実は「拠点、各地区」を、ぶどうの軸は「ネットワーク、道路」を表しており、さらに種が「中心施設」、皮が「外縁部」、果肉を「集落」と捉えることができるとうたっています。
 そこで、お尋ねします。
 大府市まちづくり構想提言書に基づく三つのウェルネスバレーの新たな展開について、どのように考えているのか、お答えください。
 以上で、壇上からの質問を終わります。


○議長(深谷直史)
 お答え願います。市長。


◎市長(岡村秀人)
 私から、御質問の1番目「暮らしやすいまちづくりを目指して」の1点目「大府市が目指すまちづくりについて」の1項目目「現状とこれまでの取組は」及び2項目目「どのようなまちづくりを目指すのか」についてお答えし、その他の項目につきましては担当部長が答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。
 本市は、市制施行以来、一貫して「健康都市おおぶ」を都市目標にまちづくり施策を進め、本市の人口は、本年3月に9万人を突破し、さらに現在は、1,000人程度増えており、今後も緩やかに人口は増加していくものと考えております。
 本年は、明治39年に七つの村が合併し「大府村」となり、現在の市域が確定してから、110周年を迎える年でございます。私は、この記念すべき年に「健康都市おおぶ」のまちづくりを先人たちから引き継ぎ、更に一歩前進したまちとして発展させるため、職員とともに地域に飛び出し、地域に住む皆様の声を聴き、日常生活の現場に足を運び、地域ごとの実情、多様なニーズを的確に行政運営に反映させることに努めております。
 御質問の北崎地区におきましては、これまでに、子育て支援として、0歳児保育の実施に対応する北崎保育園の改修や神田児童老人福祉センター北崎分館「神田っ子プラザ」の整備などを進めてまいりました。にぎわいづくりとして、大府みどり公園にバーベキュー広場の設置もしております。
 今後は、更に地域の皆様の実情・ニーズに対応するため、買物・生活支援の観点から、循環バス路線のJR共和駅へのアクセス充実と豊明市の名鉄前後駅への乗り入れの検討を進めております。
 また、地域の皆様が日常生活や通勤・通学で通行する安心・安全な生活道路の整備のため、先ほど議員は井田地区の方の悲しいつぶやきの声を引用されましたけれども、地域から要望の強い市道井田上線への歩道設置や側溝の改良について、計画的に進めてまいります。
 さらに、北崎地区の地域資源であります辰池の親水施設整備や緑化につきましても、地元と協働にて進めてまいります。
 私は、このまちに暮らす全ての市民の皆様に、にぎわいと潤いを感じていただける「日本一元気な健康都市おおぶ」を実現してまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願いします。


○議長(深谷直史)
 建設部長。


◎建設部長(國生隆志)
 私から、御質問の1番目「暮らしやすいまちづくりを目指して」の1点目「大府市が目指すまちづくりについて」の3項目目と、2点目「北崎地区のまちづくりについて」の1項目目及び3項目目から6項目目までと、3点目「大府市まちづくり構想提言書に基づく三つのウェルネスバレーの新たな展開について、どのように考えているか」について、お答えいたします。
 始めに、1番目の1点目の3項目目「中心市街地以外の地域に関するまちづくりをどう考えているのか」についてですが、本市は、鉄道や高速道路などの交通網に恵まれており、あいち健康の森、大府みどり公園、二ツ池公園など、緑が豊かで福祉や子育ても充実した「健康都市」として発展し、全国的に人口減少が見受けられる中でも、毎年、人口は増加しており、皆様から住みたくなるまちとして評価されております。
 まちづくりにつきましては、大府市都市計画マスタープランにおいて、本市の各地域それぞれの現状や課題を検証した上で、それぞれの地域の歴史や特色を生かした、土地利用、施設整備及び生活環境の整備方針に基づき、まちづくりを進めております。
 次に、2点目「北崎地区のまちづくりについて」の1項目目「現状とこれまでの取組は」についてですが、平成22年3月策定の第3次大府市都市計画マスタープランにおいて、御質問の北崎地区は、神田地域として将来の土地利用等が示されております。この神田地域の特性といたしましては、名古屋市、豊明市、刈谷市に隣接し、既成市街地と農地が広がり、大府みどり公園やため池、境川など、自然豊かな地域であるとされております。
 策定当時の平成21年2月に実施した市民意識調査では、神田地域の特徴として、「名古屋市や市外への交通の便が良い」「自然が豊かである」などが良い点として挙げられ、「道路整備の遅れ」「にぎわい」「買い物の不便さ」などが問題点として挙げられております。
 また、地域の課題として「生活道路の安全性の確保」「生活利便施設の不足」「農業の後継者不足」「交通の利便性」が課題として挙げられております。
 これらの課題を解決するために、施設整備面では、都市計画道路瀬戸大府東海線の4車線化の整備に着手するとともに、この事業にあわせて、生活道路の拡幅や神田小学校周辺の生活道路に歩道を設置して、安心・安全な歩行空間を整備いたしました。
 自然環境面におきましては、大府みどり公園にバーベキュー広場を設け、地域の方々を始めとして多くの方が楽しんで利用できるよう、公園機能の充実を図ったり、辰池周辺では植樹や植栽、美化活動を実施するなど、地域の方との協働により自然環境の維持保全を図っております。
 防災面におきましては、豪雨災害に対処するため、五ヶ村川第3排水機場の改築と皆瀬川の堤体の改修、雨水の河川への流出を抑制するため水田地域の開発を抑制し、保水機能の保全を図るなど、北崎地区の水害の軽減に努めております。
 福祉面におきましても、神田小学校区に二つ目となる神田児童老人福祉センター北崎分館、通称「神田っ子プラザ」を建設し、児童の遊び・学習の場、そして、子育て支援の場、さらには高齢者の健康増進・教養向上の場として、多世代の交流に幅広く活用していただいております。
 神田地域におきましては、これまでに道路施設、公園、子育て施設などの整備を進めてまいりましたが、今後は更に積極的に、地域の課題である生活道路の整備、にぎわいの創出等に取り組んでまいりたいと考えております。
 次に、3項目目「再興するためにはどうしたらいいのか」についてですが、まちづくりにつきましては、先ほどから申し上げておりますとおり、大府市都市計画マスタープランに基づくまちづくりを引き続き進めてまいります。
 その中でも、コンパクトシティと公共交通ネットワークの構築により、都市機能の集約と交通の利便性を向上させるため、幹線道路の整備と循環バスの円滑な運行を考えるなど、車がなくても移動が容易にできるまちづくりを目指していくことが必要と考えております。
 また、本市は、各地域に公民館や小学校、保育園などの公共施設が配置され、それぞれの自治区を主体とした地域コミュニティが構築されており、それぞれに優れた自然や歴史文化などの地域資源も存在しております。
 北崎地域には、ぶどうや梨などの農産物や、知多四国八十八霊場に数えられる寺院や山之神社の祭礼の山車など、各地域で行われるお祭りなど、まちづくりのポテンシャルが数多くあります。
 また、平成22年3月末の北崎地区の人口は4,317人、世帯数は1,620世帯であったものが、平成28年3月では、人口4,421人、世帯数1,719世帯と、人口は6年間で104人、世帯数は99世帯増加しております。さらに、神田小学校の児童数は、平成22年度では410人であったものが、平成28年度は400人と、わずかに減少している状況でありますが、平成28年4月の住民基本台帳人口による児童数の推計では、平成34年度時点で、516人と推計されており、今後は、元気のよい若者が増えていくものと推測されています。したがいまして、地域の活性化に必要なマンパワーがこの地域にはあるものと考えられます。
 こうした資源や人材を起点に、地域の方が地元に愛着を持つことにより、にぎわいを創出し、地域に人がとどまる持続可能なまちづくりができるよう、市民力、地域力を高め、行政との協働で「健康都市おおぶ」を築いてまいりたいと考えております。
 次に、4項目目「狭小道路が多く、交通困難な現状をどう考えているのか」についてですが、北崎地区は、国道23号や伊勢湾岸自動車道のインターチェンジにも近いため、幹線道路の交通量は、非常に多くなっています。また、北崎地区には、瀬戸大府東海線、豊明北崎線、木の山北崎線などの都市計画道路がありますが、議員の御指摘のとおり、通勤時間帯には、幹線道路の渋滞を避けて、生活道路を抜け道として利用するケースも見受けられます。
 北崎地区については、幹線道路の整備を進めることにより、生活道路への通過車両の侵入を防ぐことができると考えておりますので、まずは、現在事業中の都市計画道路瀬戸大府東海線の4車線化工事について、惣作交差点までの早期完了を目指してまいります。
 次に、5項目目「どのようなみちづくりをしていくのか」についてですが、市内では、まちなかの生活道路における道路整備の一つとして、側溝改良工事を進めております。この工事では、蓋のない古い側溝を蓋がある安全な側溝に改良します。工事後は、狭い道路でも道路幅員を有効に利用することができるようになり、まちなかの道路の利便性や交通安全性の向上を図ることができます。
 この側溝改良工事については、市民から毎年多くの要望が寄せられており、北崎地区でも、側溝自体の老朽化や、道路幅員が狭いので改良してほしいという要望をいただいております。要望をいただいた箇所は職員が現場を確認し、事故やけがにつながる危険な場合はすぐに修繕を実施しております。側溝の改良工事が必要な場合は、市街化区域内で住宅の建ち並んだエリアであること、学校指定の通学路であり児童が多く歩行していること、学校や公共施設などが近接していることなどを基準に、整備の優先度を判定し、今後は、大府市側溝改良計画を策定し、これに基づき、計画的に進めてまいります。
 次に、6項目目「北崎地区のポテンシャルを生かしたまちづくりの構想は」についてですが、北崎地区は、広域的な道路である伊勢湾岸自動車道や国道23号、主要地方道の瀬戸大府東海線があり、県内外各地域への移動の利便性に優れており、地域間交流や製造業、農業など各種産業の物資輸送において大変便利な地域であります。また、間もなく豊明市と接続される都市計画道路豊明北崎線の開通により、名鉄前後駅周辺へアクセスができることで、更なる利便性の向上が期待されております。
 こうした優れた特徴を生かし、都市計画マスタープランに基づいた土地利用を進めていきたいと考えております。
 次に、御質問の3点目「大府市まちづくり構想提言書に基づく三つのウェルネスバレーの新たな展開について、どのように考えているか」についてですが、先般、大府商工会議所地域開発委員会より御提案いただきました「大府市まちづくり構想提言書」につきましては、本市の総合計画と都市計画マスタープランとの整合を図りながら、まちづくりの参考とさせていただきたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願いいたします。


○議長(深谷直史)
 産業振興部長。


◎産業振興部長(伴正)
 私から、御質問の1番目「暮らしやすいまちづくりを目指して」の2点目「北崎地区のまちづくりについて」の2項目目「商業が衰退していることをどう考えているのか」について、お答えいたします。
 北崎地区の居住者の多くは、身の回り品の買物をするために、大府・共和地区、若しくは、豊明市前後方面へ自家用車で出掛けていかなければならない状況にあると考えています。
 スーパーマーケット等、商業施設を建設するためには、都市計画法など土地利用に関する法規制の要件をクリアする必要があります。北崎地区については、現時点では大規模な商業施設の立地が見込まれない状況にありますが、買物をする方策としては、近年、大型スーパーマーケットやコンビニエンスストアによるインターネットを使った注文により、自宅まで宅配してくれるサービスがあります。
 本市といたしましては、循環バスのコースの見直しにおいて、市内のスーパーマーケットへ立ち寄る系統を新設し、市民の買物支援策の一つとして事業展開していますが、北崎地区の実情から、身の回り品など日常の買物に苦慮している方がいることを把握しています。
 今後、本市の買物支援の在り方を検討する中で、近崎地区で行われているふれあいサロンや横根地区での移動販売などの民間事業者による取組、市内各所で行われている朝市の取組を参考とし、北崎地区の居住者の日常生活の利便性が高まる方策を見いだしていきたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願いいたします。


○議長(深谷直史)
 答弁終わりました。8番・鷹羽琴美議員。


◆8番議員(鷹羽琴美)
 それでは、順番に再質問をしてまいりたいと思います。
 まず、1点目「大府市が目指すまちづくりについて」の1項目目及び2項目目につきましては、岡村市長直々に御答弁いただき、十分に理解できました。特に、循環バスの名鉄前後駅への乗り入れについては、北崎地区の方々のたっての希望ですので、検討を進めていると明言されたことは大変喜ばしく、今後も順調に推進されることを期待しております。
 また、市道井田上線への歩道設置についても、20年以上も前からの地域要望がようやくかなうということで、本当にうれしく思っております。
 さらには、辰池周辺の親水施設整備や緑化についても進めていかれるとのことで、北崎地区の北尾自治会が一生懸命に取り組んでおります「辰池プロジェクト」がより一層盛り上がって、協働のまちづくりが進むであろう期待感に大変ワクワクしております。
 次に、3項目目について、再度お伺いします。
 先ほどの御答弁で、まちづくりについては、大府市都市計画マスタープランを基に、各地域の現状や課題を検証した上で、それぞれの地域の歴史や特色を生かしたまちづくりを進めているとのことでした。
 今後は、中心市街地活性化の動きが活発化されることが予測されますが、駅周辺以外のまちづくりももちろん大切であると考えていらっしゃるかと思います。今後の進め方として、まずは駅周辺のにぎわいづくりを最優先にやっていかれるのか、それとも、それ以外の地域も同時進行でやるのかなど、どのような考えで進めていかれるのか、お答え願います。


○議長(深谷直史)
 お答え願います。建設部長。


◎建設部長(國生隆志)
 中心市街地活性化や駅周辺のまちづくりが、どうしても表に出てきてしまいますが、本市のまちづくりの基本的な考えでございますが、第1答弁でもお答えしましたとおり、コンパクトシティを考えております。既にこれは、何回か議会でもお話しているんですが、大府市は既にコンパクトシティが形成されている地域だというふうに認識しております。
 その中で、更にこれをもっと精度を高めるというか、まちづくりを進めていくためには、コンパクトシティと公共交通ネットワーク、例えば循環バスも一つの手段でございますが、そういうものを更にネットワーク化していくことによって、まちづくりを進めていきたいと考えております。
 よりまして、駅周辺ばかりではなく、ほかの地域につきましても、繰り返しになりますが、それぞれに特色、特性、文化等があります。そういうものを生かしたまちづくりを進めていく必要があると思いますので、そういう考えの下にまちづくりを進めていきたいと考えています。
 以上です。


○議長(深谷直史)
 答弁終わりました。8番・鷹羽琴美議員。


◆8番議員(鷹羽琴美)
 では、まちづくりについては、理解いたしました。
 次に、2点目の1項目目、現状とこれまでの取組については、北崎地区、ひいては神田地域として、地域の課題をしっかりと把握され、施設整備や自然環境、防災、さらには福祉に至るまで、様々な取組がなされてきたことがわかりましたので、再質問はございません。
 2点目の2項目目について、お伺いします。
 今後、買物支援の在り方を検討する中で、参考にしたい取組の一つに、ふれあいサロンを挙げていらっしゃいました。これは、近崎自治会が行っている出張販売のことかと思いますが、そもそもこれは、ウェルネスバレー構想のモデル事業として、近崎ふれあい会館において月に一度、幾つかの民間企業が出店してスタートした取組であったと思います。当初はマスコミにも取り上げられ、私もテレビのローカルニュースで買物をする母や地元の皆さんの様子を見た記憶があるのですが、現在では、一部の民間企業が撤退し、パイプ役であった商工労政課も出張販売とは距離を置かれている状態だと伺っております。
 そこで、現在に至るまでの経緯と、このような出張販売の在り方についてのお考えをお聞かせください。


○議長(深谷直史)
 お答え願います。商工労政課長。


◎商工労政課長(鈴木秀規)
 出張販売の今までの経緯と、出張販売の在り方についての考え方の御質問だったかと思います。
 近崎地区の出張販売は、平成25年6月から月に1回、近崎ふれあい会館で行われております。今も継続されていると伺っております。市のほうは、本年6月までの3年間は、市の担当者が現地に出向いて、来場者数と売上実績、この2点を把握しておりました。事業を始めました当初は、120名ほどの参加があったということで、買物をしながら、地元の方の語りの場になっておりました。ただし、近年、来場者数の減少と事業の採算性、この2点が課題となっておりまして、地元や協力事業者との話合いを進めてまいりました。今でも、一部、出店事業者の入れ替わりがあるものの、地元主導で今も続けられているという状況でございます。
 出張販売につきましては、今までの3年間の実績で考えますと、採算性を見込むというよりは、民間事業者の地域貢献活動、こちらのほうに期待しているところでございます。ただし、民間事業者の事業の採算性、これが見合うことで、地元と事業者の良好な関係が保てる、そして、事業の継続につながっていくと考えております。
 以上です。


○議長(深谷直史)
 答弁終わりました。8番・鷹羽琴美議員。


◆8番議員(鷹羽琴美)
 では、経緯と考え方についても理解できましたので、次に移ります。
 3項目目についてですけれども、再興について、商業に関してはあまり触れられていなかったように思いますので、北崎地区の商業の再興については、どのようにお考えになっていらっしゃるのか、お答え願います。


○議長(深谷直史)
 お答え願います。産業振興部長。


◎産業振興部長(伴正)
 第1答弁でもお答えさせていただきましたが、北崎地区がスーパーマーケットの立地が可能となるような市街化区域の編入をしていくためには、ある程度まとまった面積の宅地開発や開発行為が必要であるというふうに考えておりますので、現在、市といたしましては、現段階でこのような大規模開発の予定はございません。ただ、商圏として魅力が高まることにより、民間事業者が独自で道路沿いなどにコンビニエンスストアなどの小規模な店をつくることは可能性がありまして、幾つかの話は伺ってきております。
 それから、御質問をいただいた北崎地区を始め、このような買物が少し困難な地区、横根地区の一部であるとか、吉田地区につきましては、再度、循環バスの路線の見直しを含めまして、現在、循環バスは、どのコースを使っても最低二つのスーパーマーケットを回れるようにできております。北崎地区からでも、あるところを私、シミュレーションをいたしましたが、市内のあるスーパーに寄って、四、五十分買物をして、またお戻りをいただける、すぐにお戻りいただけるというのは、そういうところもきちんとできておりますので、ただこれだけでは──できるよということではなくて、再度見直しをする中で、買物支援の在り方を考えていく必要があります。
 それから、もう1点、市内の大きなスーパーではないんですが、インターネットではなく、電話1本で宅配をしていただけるような小さいスーパーも、実は、まだ吉田地区にも存在はいたしておりますので、こういうようなものが存在いたしておりますので、これを使って買物をしていただくというのも、一つのことかというふうに考えております。
 以上でございます。


○議長(深谷直史)
 答弁終わりました。8番・鷹羽琴美議員。


◆8番議員(鷹羽琴美)
 では、やはり現時点では、なかなかお店が来るというのは、北崎地区において難しいということは理解いたしました。
 続きまして、4項目目に移ります。
 御答弁にもありましたように、幹線道路の整備は、生活道路への通過車両の進入を防ぐのに大変有効であると考えております。瀬戸大府東海線と豊明北崎線については、ゴールが見えてまいりましたけれども、木の山北崎線の進捗状況については、どのようになっていらっしゃるか、お伺いいたします。


○議長(深谷直史)
 お答え願います。建設部長。


◎建設部長(國生隆志)
 木の山北崎線は、現道であります泉田共和線の別名なんですが、やはり現地は、車両のすれ違いができないほど狭い区間がございます。この道路については、県道でございます。市内にはまだほかにもこういう道路が幾つかございますので、優先順位を付けながら、我々も愛知県のほうに整備の要望をしておりますので、御理解賜りたいと思います。
 以上です。


○議長(深谷直史)
 答弁終わりました。8番・鷹羽琴美議員。


◆8番議員(鷹羽琴美)
 今の答弁の感じだと、なかなか難しいのかなというような印象を受けましたので、次に移ります。
 第3次大府市都市計画マスタープランにおける地域別構想の神田地域の中に、午池南交差点と横根町交差点の渋滞解決策の検討とありましたけれども、平成22年3月の策定から7年近く経過した現在までに、どのようなことが検討されてきたのか、教えてください。


○議長(深谷直史)
 お答え願います。建設部長。


◎建設部長(國生隆志)
 午池南交差点と横根町交差点の渋滞解消の関係でございますが、北崎地区につきましては、県道瀬戸大府東海線の4車線化が惣作交差点まで完了することが、こういう渋滞解消に大きくつながるものと思っております。
 しかしながら、やはり現道は、特に午池南交差点等で渋滞が起こっておりますので、この点については、愛知県のほうが、今年度、渋滞調査に着手しております。この結果を見つつ、大府市としても、愛知県のほうに、引き続き午池南交差点の渋滞対策を進めてもらうよう強く要望してまいりたいと思っております。
 以上でございます。


○議長(深谷直史)
 答弁終わりました。8番・鷹羽琴美議員。


◆8番議員(鷹羽琴美)
 では、調査のほうが順調に進みまして、渋滞の緩和が推進されることを希望しております。
 では、5項目目につきまして、御答弁の中に、大府市側溝改良計画を策定するとありましたが、これについて、もう少し詳しく教えていただけますでしょうか。


○議長(深谷直史)
 お答え願います。建設部長。


◎建設部長(國生隆志)
 現在、市民から大府市域全体に対して、数多くの側溝改良の要望をいただいております。第1答弁でお答えしましたとおり、要望路線は、市街化区域の住宅地なのか、学校など通学路に指定されている道路なのかなど、そういうものを具体的に点数化して、今、我々が考えているのは、例えば、Aランク、Bランクなどの段階分けをしまして、そのうち最も高い点数のランクから優先的に早期に整備を進めていきたいと考えております。また残りのランクの部類の路線につきましては、順次、進めていきたいと考えております。
 なお、御質問のあった側溝改良計画の策定については、早急に対応してまいりたいと思っております。
 以上でございます。


○議長(深谷直史)
 答弁終わりました。8番・鷹羽琴美議員。


◆8番議員(鷹羽琴美)
 続きまして、6項目目については承知いたしましたので、最後に3点目について、お尋ねいたします。
 まちづくり構想提言書を作成した地域開発委員会の中に、大府市職員のお名前もありましたけれども、どういったスタンスでの参加であったのか。この提言書に、大府市としての考えが反映されているのかどうかなど、あわせてお答え願います。


○議長(深谷直史)
 お答え願います。土木課長。


◎土木課長(近藤重基)
 今回の提言書の作成に当たりまして、大府商工会議所の地域開発委員として、我々市職員も参加をさせていただきまして、委員の皆様とともに、まちづくりについて議論をさせていただきました。その際のスタンスということでございますが、我々は、商工会議所の会員ではなくて市の職員でございますので、例えば、都市計画の全国的な動向であるとか、都市計画法に基づく制度とか法の枠組みの紹介であるとか、それから、県事業や隣接自治体との連携の提案、また、他の自治体の先進的な事例紹介など、どちらかと言うと助言的な役割が多かったかというふうに思っております。
 また、大府市としての考え方が反映されているかどうかということでございますが、様々な提案につきまして、実現の可能性であるとか、費用対効果であるとか、そういった見地からの助言はさせていただきましたが、提案そのものにつきましては、商工会議所の意見をできる限り尊重するというスタンスで参加をさせていただきました。
 以上でございます。


○議長(深谷直史)
 市長。


◎市長(岡村秀人)
 少し補足させていただきますけれども、あくまでも技術的な支援ということでございますので、市の考えは入っておりません。よろしくお願いします。


○議長(深谷直史)
 答弁終わりました。8番・鷹羽琴美議員。


◆8番議員(鷹羽琴美)
 では、今後、官民学で知恵を出し合って、このまちづくり構想提言書のようなものを策定する考えはあるのかどうか。例えば、平成32年度に見直し予定の大府市都市計画マスタープランを見直し、策定する際に、官民学で協力していくお考えがあるのかどうかをお尋ねいたします。


○議長(深谷直史)
 お答え願います。建設部長。


◎建設部長(國生隆志)
 現在動いております第3次大府市都市計画マスタープランを策定したときにも、地域別ワークショップ、大府市内に七つの地域がありますので、それぞれ七つの地域でワークショップを開催して、地域の意見をいただき、まとめております。策定しております。
 次のマスタープランの見直しにおいても、当然ながら、地域の意見というのは根本でございますので、当然、官民学の協力を得ながら、次期マスタープランを策定していきたいという考えを持っております。
 以上です。


○議長(深谷直史)
 答弁終わりました。8番・鷹羽琴美議員。


◆8番議員(鷹羽琴美)
 それでは、最後に意見を述べさせていただきたいと思います。
 今回、「暮らしやすいまちづくりを目指して」と題して質問をさせていただきました。この「暮らしやすいまちづくりを目指して」というのは、私の父が市議会議員を志したときに決めたスローガンであり、私も、その意志を引き継ぐ形で市議会議員にならせていただきました。私の名刺にもしっかりとこの文言が刻まれております。
 しかしながら、議員になる前の私は、ごくごく普通の専業主婦であり、一般市民でありましたので、正直申し上げて、大府市のまちづくりについてあまり深く考えたことはありませんでした。それが、まだ2年足らずの短い期間ではありますけれども、議員として活動する中で、地域の方々とお話をさせていただく折々に、地元に対する思いや不満を聞くにつけ、私自身もこれまでに感じていた、道が狭くて不便であるとか、子供たちの通学路が危険であるとか、ちょっとそこまで気軽に歩いて行ける商店がないといった思いが、地域の皆さんも同様に感じていたことだと改めて気付き、こうした市民の皆さんの声を行政に届けることこそが、私の議員としての役割の大きな一つであることを再確認いたしました。
 先ほどの御答弁を伺っていますと、北崎地区に対するこれまでのまちづくりは、しっかりと問題点や課題が把握され、解決に向けて様々な取組がなされています。大府みどり公園のバーベキュー場のリニューアルや神田っ子プラザの建設など、市民の皆さんにも大変身近でわかりやすい取組ですので、もっと満足度が高くてもよいと思うのですが、私の体感として、北崎地区の皆さんは、まちづくりに対する不満感といいますか、他地区から遅れをとっているといった印象をお持ちの方が多いように感じます。やはりこれはひとえに、北崎地区に欠けている商業の部分が大きく起因しているのではないでしょうか。
 現時点においては、北崎地区には大規模な商業施設の立地は見込めないとのことですが、地元の切なる希望としましては、それほど大規模でなくてもいいから、スーパーマーケットが欲しいという声をよく耳にいたします。様々な事情から大変難しいことは重々承知しておりますが、今後の展望として、北崎地区にも、商業施設を立地する手段はないものか、探っていただきたいと思います。
 また、ウェルネスバレーの新たな展開として、こちらのパネルですね、大府みどり公園エリア、二ツ池公園エリアをウェルネスノースバレーとする構想が提案され、北崎大池や二ツ池といった大きい池、また、自然学習体験施設、至学館大学や民間スポーツ施設が充実しているこのエリアの地域資源を活用して、官民学が連携したスポーツ・野外活動を通じた健康・医療の取組を推進する地域総合型健康増進事業の展開が、この中に挙げられています。
 もし、これが実現して、ゆくゆくは全国でも有数なアスリート育成機関になり、日本各地から有能な選手がこぞって集まってきたら、そして、彼らがオリンピック選手になって活躍し、金メダルを獲得してくれたなら、ますます大府市を金メダルのまちとしてPRできます。
 また、こうした施設があることで、地元の方々も誇らしい気持ちになって、市民の皆さんに、より一層のシビックプライドをもたらすことが期待できるとともに、アスリートを目指す子供たちが増え、体力測定の結果が全国平均よりも低い大府の子供たちの体力向上にもつながるのではないでしょうか。
 今はまだ、とてつもなく大きい夢のような話に感じられるかもしれませんが、至学館大学には優秀な指導者が勢ぞろいしていらっしゃると伺っておりますし、決して実現不可能な夢物語ではないと思います。
 現在、NHKで放送されている朝の連続テレビ小説「べっぴんさん」の主人公すみれの父親である坂東五十八のせりふで、とても印象的なものがありましたので、紹介させていただきます。
 「1年後、5年後もわしらは生きとる。10年後、20年後は今の子供らが、30年後、40年後は孫の世代が生きとる。そんな子らが、そんな子らが生きる未来をつくるのは、今を生きるわしらなんや」。
 これは、戦後の大阪の闇市で無謀な場所代を搾取していた元締めに向かって、今後は健全な市場をつくっていくべきだと諭す場面なのですが、私たちがこれから取り組んでいくべき大府市のまちづくりも同じではないかと深く感銘を受けました。
 まちづくりには非常に時間が掛かります。ようやく始まろうとしている横根平子地区の土地区画整理事業の話が持ち上がったのは、今から20年以上前だと聞いて大変驚きました。
 今はまだ、北崎地区においても緩やかに人口が増加していますし、今後の推計では、元気のよい若者が増えていくとのことでしたが、こうした大府市の未来を担う子供たちが、この先もずっと大府に住み続けたいと思えるようなまちづくりを目指して、一刻も早くプランを策定し、子供たちだけでなく、このまちに住む全ての市民の皆さんが、にぎわいと潤いを感じられる、「日本一元気な健康都市おおぶ」の実現を強く希望いたしまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。