平成27年第 2回定例会  第2日目  平成27年6月11日(木曜日)


◆8番議員(鷹羽琴美)
 皆様、こんにちは。
 議長のお許しをいただきましたので、先に通告しました各項目について質問いたします。
 初めての一般質問で、小山議員同様、大変緊張しておりますので、温かく見守っていただけると幸いに存じます。
 始めに、1番目の「幼保児小中連携教育について」、質問します。
 大府市では、平成18年度に「幼保児小中連絡会議」を立ち上げ、幼児教育、小学校教育、中学校教育、特別支援教育に関わる関係機関の代表者が中学校区ごとに情報交換や連携をすることにより、幼児期から小学校、小学校から中学校への移行がスムーズに行えるよう取り組んでいただいております。
 また、平成24年度からは、幼稚園、保育園、児童老人福祉センター、小学校、中学校の連携だけではなく、保護者や地域も共通の狙いをもって大府市の子供たちを育てていくための指針「きらきら」を作成し、家族や地域と教育関係機関が一丸となって取り組んでおられます。
 さて、4月から新年度が始まり、およそ2か月が経過しました。新入生や新社会人は今までとは異なった新しい環境の中での集団生活が始まったわけですが、中には、こうした環境の変化にうまく適応できずに、様々な問題が生じてしまうケースがちょうど今頃に出てまいります。
 新人社員や大学の新入生などに見られる、精神的な症状である「五月病」がその一つです。
 また、新小学1年生に見られる「小1プロブレム」や新中学1年生に見られる「中1ギャップ」も近年問題となっており、皆さんもよく耳にする機会があるかと思います。
 「小1プロブレム」とは、小学1年生の学級において、入学後の落ち着かない状況がいつまでも解消されず、教師の話を聞かない、指示どおりに行動しない、勝手に授業中に教室の中を立ち歩いたり教室から出て行ったりするなど、授業規律が成立しない状態へと拡大し、こうした状態が数か月にわたって継続する状態のことです。
 東京都が平成21年7月に実施した調査結果によると、公立小学校において、平成20年度に1年生で授業が成立しない状況があったと回答した校長は23.9パーセント、教員は19.3パーセントで、学校全体を見ている校長の立場を取ると、都内の公立小学校の実に4分の1で「小1プロブレム」が発生していたことになります。
 次に、「中1ギャップ」とは、小学生が新中学1年生となったとき、学校生活や授業のやり方が今までと全く違うため、学習・生活・人間関係における新しい環境になじめないことから、不登校となったり、いじめが急増したりするなど、いろいろな問題が出てくる現象のことです。
 原因として考えられるものは、主に四つあります。
 一つ目は、先輩・後輩という関係の出現です。
 日本の多くの中学校では、過疎地での学年混合クラスやインターナショナル・スクールなどの例外を除くと、先輩と後輩という関係があります。この関係のもとで、後輩である中学1年生は、中学2年生、中学3年生の先輩に対して最年少であり、あまり自由のない生活を送らねばならない場合もあります。根本的には、小学校6年間で、比較的自由な学校生活を送り、高学年として低学年の児童を任されてきた立場から、中学に入学する時点で、最年少となってしまうことや、小学校時代まで学年違いでも友人であったのに、それが崩壊することが多いこともショックの原因であると思われます。
 二つ目は、いじめの激化です。
 建前上は対等な同級生同士であっても、第2次成長期に入り、成長の早い遅い、生物学的素質などにより、体格の違いが生徒間で激しくなることから、同級生間でのいじめも小学校以前より激しくなる傾向があり、体格の優れた生徒から、劣った生徒への暴力を伴ういじめも増えます。これが原因で学校に不適応になってしまい、不登校や引きこもりになったり、いじめを受けて自殺する場合もあります。
 三つ目は、異なる小学校出身者同士の人間関係です。
 中学生となり、異なった小学校出身の人間同士が同じ学年、同じ学級になり、新しく人間関係を結ぶため、今まで小学校で築いてきた友達関係が崩壊したり、新しい友達をつくれなくなったりして、学級や学年で孤立してしまう危険性があります。
 四つ目は、勉強の負荷の増大です。
 勉強の面では、中学校以降、科目数が増え、中間・期末テストが導入され、別々の教員から授業を受けるため、教員との関係や日々の勉強、試験対策などが小学校時代よりも大変になるため、不適応になる生徒が出てきます。
 これら以外にも、中学校ではほとんどの生徒が部活動に入り、部活動中心の生活を送ります。厳しい練習や先輩との関係、勉強との両立など、部活動に起因するものもあるのではないかと私は推察しております。
 こうした「小1プロブレム」や「中1ギャップ」を未然に防ぐために、本市では、様々な取組をしていると思います。
 そこで、お尋ねします。
 1点目、「小1プロブレム」や「中1ギャップ」について、どのように考えているか。
 2点目、「小1プロブレム」や「中1ギャップ」の実態について、平成22年第2回定例会において同様の質問があった際には、そのような傾向は見られないとの回答でしたが、4年経過した現在は、どう変化しているか。
 3点目、「小1プロブレム」や「中1ギャップ」の対策は、現在、どのようになっているか、それぞれお答え願います。
 次に、2番目の「青少年の居場所づくりについて」、質問します。
 先ほど質問した「小1プロブレム」、「中1ギャップ」に加えて、近年、「高1クライシス」という言葉も出てくるようになりました。
 「高1クライシス」とは、高等学校進学後、学習や生活面での大きな環境変化に適応できず、生徒が不登校に陥ったり、退学したりする現象で、ケースの大半が高校1年生に集中していることから、こう呼ばれます。
 高校では学区が広範囲になるため、生徒は中学までのように徒歩や自転車圏内への通学ではなく、新たな環境に身を置くことが多くなります。そのため、幼少期から培ってきた人的つながりが切れてしまい、全く新しい人間関係を構築することが求められます。しかし、ここでうまく適応できず、精神的に不安定になったり、心身の健康を害したり、いじめの標的になってしまったりすることがあります。
 また、中学では学習面・運動面でほかの人よりも抜きんでていると自負していたものが、高校に入ってみるとさほどではなかったことに気付かされることも多く見られます。このような自信の喪失も「高1クライシス」に陥る原因となります。
 大府市内にある三つの公立高校において、「高1クライシス」や不登校の現状がどうなっているか、実態を伺ってまいりました。
 大府高校と大府東高校では、おおむね同様の結果となりました。2校とも5月20日時点で「高1クライシス」と思われるケースが若干名ありました。理由は様々で、本人もよくわからないことがあるそうですが、例えば、第1希望の高校ではなかった、人間関係がうまくいかず学校になじめない、学業についていけない、家庭内の問題などが複合的に絡み合って陥っているケースがあるそうです。その中には、中学時代に不登校を経験し、克服して高校に入学したものの、5月に入って疲れ切ってしまい、中間テストが受けられないという生徒もいるとのことでした。
 また、「高1クライシス」に限らず、学校全体での不登校について伺ったところ、ここ数年は毎年どの学年にも若干名の不登校生徒がいるとのことでした。原因は、先ほどと同様に、多種多様です。また、陥るタイミングは必ずしも年度始めに限らず、例えば、クラスや部活動の友達とけんかをしてしまったり、テストで悪い結果が出たり、家庭でのトラブルが起きたりと、それぞれきっかけとなる問題が発生したタイミングだそうです。また、ごくまれに経済的な理由で来られなくなってしまう生徒もいるそうです。
 不登校になっても復学する生徒がいる一方で、単位が足りずに留年、若しくは退学する生徒もいます。不登校が原因で留年が決まった生徒のほとんどが民間の通信制の高校に転入するそうですが、中には、しばらく休養をしたり、アルバイトをしたり、過年度として1学年下の生徒と一緒に定時制の高校などの本人に合った学校を再度受験し直したりする生徒もいます。また、病気やけがで長期療養を余儀なくされた場合や海外に留学していたために留年していた生徒は、そのまま残ることも多く、休み時間や部活動では自分と同じ学年の友達と交流しているが、自分が3年生となり同学年だった生徒たちが卒業してしまった途端、モチベーションが下がって不登校傾向に陥ったケースもあるそうです。
 どちらの高校も、ほぼ月1回、スクールカウンセラーが来る日を設けて、生徒や保護者のカウンセリングを実施しており、必要に応じて、県の総合教育センターを紹介したり、専門機関を勧めたりと、基本的には3年間でその学校を卒業できるようサポートしますが、最終的には、その生徒にとって一番良いと思われる進路を一緒になって考えているとのことでした。
 桃陵高校では、「高1クライシス」に該当する事例はなく、学校全体の不登校についても、現在は2年生に1人だけで、それも数年ぶりのことだそうです。
 ほとんど不登校が起きない理由について、桃陵高校は、看護や家庭科、福祉の専門的な学校なので、生徒たちの目的が明確で意識も高く、クラスの全員が同じ目標を持って学んでいるので、辛いときにはお互い励まし合ってフォローできているからではないかとのことでした。
 また、各学年、衛生看護科とヒューマンケア科の各1クラスしかなく、学校全体でも300人程度とコンパクトな学校のため、担任のみならず、養護教諭やほかの教員など、学校全体で生徒を見ることができるので、スクールカウンセラーに頼ることなく、生徒一人一人に目が行き届いて、不登校を未然に防ぐことができているのではないかとのお話でした。
 このように、目的が明確だと不登校のリスクが下がる一方、まだ進路が明確ではない普通科の生徒には不安や迷いが生じやすく、不登校に陥るリスクが高い傾向にあると思われます。高校で不登校になったり、留年が決まって退学の道を選んだ生徒の中には、そのまま引きこもりやニートになってしまう可能性があり、そうならないための居場所づくりが必要だと考えます。
 さて、大府市には、本来ならば県の管轄である大府高校や大府東高校の先生もメンバーに入っている青少年問題協議会があり、青少年の様々な問題について議論されているかと思います。
 また、平成26年8月からは、30歳代までの子供・若者やその家族の方などを対象として、引きこもりやニート、不登校の相談窓口が開設され、市民の皆さんが利用されていることと思います。
 そこで、質問します。
 1点目、義務教育終了後の青少年の不登校、引きこもりやニートについて、どのように考えているか。
 2点目、義務教育終了後の青少年の不登校、引きこもりやニートの実態はどうなっているか。
 3点目、義務教育終了後の青少年の不登校、引きこもりやニートの対策はどうなっているか、それぞれお答え願います。
 次に、3番目の「保育園及び小中学校の給食について」、質問します。
 大府市では、全ての保育園や小中学校において、自校方式で給食が提供されています。給食センターからの配送がないため、異物混入のリスクも低くなりますし、温かいものは温かく、冷たいものは冷たいうちにおいしく食べられるので、子供たちにとってもうれしいことだと思います。実際に私も娘たちが通っている小学校や中学校の給食試食会に参加したことがありますが、とてもおいしかったです。また、栄養のバランスが良いのはもちろんのこと、地産地消の旬の食材を使っていたり、季節の行事に合わせたり、家庭ではあまりつくらないようなメニューもあって、親としても大変有り難いと感謝しております。
 大府市では、安心で安全な給食を提供するために細心の注意を払って取り組んでいただいていると思いますが、先日も5月14日に千葉市の小学校で出された給食の米飯にたばこのフィルターと葉のようなものが混入していた事例がありました。恐らくこの学校でも事故を未然に防ぐための安心安全マニュアルがあると思いますが、どんなに注意していても、ふとした油断から事故は起こり得るものだと考えます。
 また、昨年の夏から建替工事をしていた神田小学校の給食室が完成し、新しくなりました。この給食室はゾーニングといって汚染区域と清潔区域を区分けしたり、真空冷却機を導入したりなど、より安全で衛生的な給食を提供するために設計したと伺っております。また、従来のウェット方式からドライ方式に切り替えたとも伺いました。
 そこで、質問します。
 1点目、安心安全な給食の提供について、どのように考えているか。
 2点目、新システムを導入した給食室において、安全性や利便性等の向上の効果はあるか。
 3点目、市内の給食室のうち、新システムが導入されているのはどこか。
 4点目、今後、全ての給食室を新しくする考えはあるか、それぞれお答え願います。
 以上で、壇上からの質問を終わります。


○議長(深谷直史)
 お答え願います。市長。


◎市長(久野孝保)
 私から、御質問の3番目「保育園及び小中学校の給食について」の1点目「安心安全な給食の提供について、どのように考えているか」についての基本的な考え方についてお答えし、各項目につきましては担当部長から答弁させますので、よろしくお願いいたします。
 本市の保育園及び小中学校の給食につきましては、子供たちが安全な給食を安心しておいしく食べられるよう、保育園給食はもとより、小学校、中学校におきましても、自校で調理を行っております。給食時間が近付くと教室内に、いいにおいが漂い始め、食欲が刺激されてまいります。子供たちの目の前の施設で調理される自校調理方式は、安全な給食を届けようという給食調理員の気持ちと、心を込めてつくられた給食をおいしくいただこうという子供たちの気持ちとに一体感が生まれ、調理面からも、また、食育の観点からも大変好ましく、まさに本市の誇れる施策であると自負いたしております。
 また、本市では、アレルギー対応給食調理員7人を配置して、全ての小学校・中学校で、衛生面やアレルギーに配慮した給食に対応しております。調理施設につきましても、大府保育園と神田小学校の給食室が本年度より新しくなり、衛生面やアレルギーへの対応が更に向上いたしました。
 今後も計画的に設備等の整備・充実を行いながら、より一層、安心安全でおいしい給食を提供いたしてまいりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。


○議長(深谷直史)
 教育部長。


◎教育部長(内藤郁夫)
 私から、御質問の1番目「幼保児小中連携教育について」の各項目と、3番目「保育園及び小中学校の給食について」の各項目のうち小中学校について、お答えいたします。
 始めに、御質問の1番目の1点目「小1プロブレム・中1ギャップについて、どのように考えているか」についてでございますが、小1プロブレムが問題として顕在化するのは小学校1年生ですが、これは小学校だけで解決できるものではありません。小学校で顕在化する問題を見通した、保育園や幼稚園での指導が不可欠です。同様に、中1ギャップについても、問題の芽は小学校の段階で認識できることがあるはずです。その認識を市内全ての保育園や幼稚園、小学校、中学校が共有することが重要であると考えています。
 次に、御質問の2点目「小1プロブレム・中1ギャップの実態はどうか」についてでございますが、本市では、小学校1年生や中学校1年生が小1プロブレムや中1ギャップと言われる状況に陥っていないかという危機意識は絶えず持っていますが、現状では、そのような状況はないと認識しています。本市では、各小学校にスクールライフサポーター及び通常学級特別支援員を配置し、子供たちがよりよい小学校生活を送ることができるように目配りをしております。また、各中学校には心の教室相談員を配置し、円滑な中学校生活や思春期の不安定な精神状態に対応しています。
 次に、御質問の3点目「小1プロブレム・中1ギャップの対策はどうか」についてでございますが、本市では、小中学校の通常学級特別支援員及び心の教室相談員の配置とあわせて、幼保児小中連携教育を関係機関の連携を図りながら進めています。私たちはこれを「きらきら教育」と呼び、子供たちの成長が、保育園や幼稚園から小学校へ、また、小学校から中学校へと、進学による段差によって阻害されることなく、スムーズに連続していくように取り組んでいます。「きらきら教育」を関係する機関が連携して推進するために、幼保児小中連絡会議が教育委員会と福祉子ども部との間で設置され、保育園や幼稚園、小学校、中学校と、子供に関わる全ての人が共通理解を図りながら指導できるように情報交換や協議を行っています。それぞれの役割に応じて連携を図り、子供たちの豊かな成長を支援できるように対策を講じております。
 次に、御質問の3番目の1点目「安心安全な給食の提供について、どのように考えているか」についてでございますが、安心安全は、給食を提供する上での最も重要な条件であると考えています。このため、本市では、学校給食衛生管理基準や大量調理施設衛生マニュアル、大府市給食室衛生マニュアルに基づく給食運営を行い、食中毒予防や異物混入予防、安全な食材の検討・選定・受入れ、検便による調理員の健康状態の把握を徹底して行っています。また、多岐にわたる給食の課題に対応していくため、食物アレルギーのある児童・生徒の誤食や誤配膳を防止するための研修会の実施や勉強会に職員を派遣するなど、給食調理員の資質向上を図っています。今後も引き続き、安心安全な学校給食を提供できるよう、知識の習得に努め、実践してまいります。
 次に、御質問の2点目「新システムを導入した給食室において、安全性や利便性等の向上の効果はあるか」についてでございますが、ゾーニングにつきましては、給食室を調理工程によって区分けするシステムを採用したことにより、調理の最終段階まで細菌が入り込むことのない衛生的な調理室となりました。さらに、ドライ方式の導入により、常に床を乾いた状態に保ち、水の使用を最小限に抑えた衛生的な調理場となり、従来、食中毒の原因とされていた床からの跳ね水による二次汚染を防ぐことができることから、細菌やカビの繁殖原因となっていた湿度をコントロールしやすくなりました。これらにより、給食調理における衛生管理が更に向上いたしました。
 次に、御質問の3点目「市内の給食室のうち、新システムが導入されているのはどこか」についてでございますが、ゾーニングの給食室は、大府小学校、大東小学校、神田小学校、共長小学校、石ヶ瀬小学校、大府中学校、大府南中学校の7校です。ドライ方式の給食室は、大府小学校、大東小学校、神田小学校、東山小学校、共長小学校、吉田小学校、石ヶ瀬小学校、大府中学校、大府南中学校の9校で、残り4校につきましても、給食室の床の構造はウェット方式ですが、運用はドライ方式で行っています。
 次に、御質問の4点目「今後、全ての給食室を新しくする考えはあるか」についてでございますが、今後、老朽化等により施設能力が限界となった給食室を計画的に建て替えていく折に、その機会を捉えて、給食室にゾーニング及びドライ方式を採用してまいりますので、よろしく御理解賜りますようお願いいたします。


○議長(深谷直史)
 市民協働部長。


◎市民協働部長(木學貞夫)
 私から、御質問の2番目「青少年の居場所づくりについて」の各項目について、お答えいたします。
 始めに、1点目の「義務教育終了後の青少年の不登校、引きこもりやニートについて、どのように考えているか」についてでございますが、中学校までの義務教育とは異なり、高校での不登校は、留年や退学につながることが多くあり、将来に与える影響も大きいと言えます。また、心身が成長する時期である青年期に引きこもりの状態にあることは、心身の発達を低下させたり、年齢相応の学習や社会的体験の機会を逃してしまうおそれもあります。そのことが更に引きこもりを長期化してしまうことにもつながるため、できる限り早期の対応、支援が必要であると考えます。
 次に、2点目の「義務教育終了後の青少年の不登校、引きこもりやニートの実態はどうか」についてでございますが、平成22年に内閣府が行った「ひきこもりに関する実態調査」の結果から、本市の人口を基に算出いたしますと、15歳から39歳までの子供、若者のうち、自室又は家からほとんど出ない方は約60人、また、普段は家にいるが自分の趣味に関する用事のときだけ外出する、広い意味での引きこもりを含めますと、約510人の方が市内にいらっしゃると推計されます。
 昨年8月から開設しました子ども・若者支援相談には、昨年度の実績で19人の家族又は御本人の方が延べ63回相談されており、そのうち7人が高校生でした。これらの高校生が不登校になった時期は、中学校からであったり、高校に入学してからであったり、原因についても、学校での勉強であったり、友人関係、家庭内のことなど様々でございました。
 次に、3点目の「義務教育終了後の青少年の不登校、引きこもりやニートの対策はどうか」についてでございますが、引きこもりやニート、不登校に悩む青少年とその家族を対象として、適切な支援機関へ誘導するための相談窓口を、昨年8月から週1回、ふれ愛サポートセンターにおいて開設しております。相談には、精神保健福祉士と臨床心理士の資格を持った専門の相談員を配置して対応しております。相談窓口以外にも、引きこもりや不登校に悩む家族が、引きこもり等の理解の促進と、家族同士で悩みを共有し、孤立化を防止するための家族の集いを年4回開催するほか、引きこもりや不登校への理解を深め、支援について考えるための支援研修会を年1回開催しております。
 また、青少年問題協議会における専門部会として昨年度設置しました子ども・若者支援部会では、医療や福祉、教育などの様々な機関や市の関係部署が委員となり、機関や部署の連携や情報交換、引きこもり等への対策について審議、検討を行い、対応が困難なケースについても協議しております。
 様々な機関が連携かつ継続した支援を検討し実施するために、相談窓口、支援研修会、子ども・若者支援部会の三つの柱で対応しておりますので、よろしく御理解賜りますようお願いいたします。


○議長(深谷直史)
 福祉子ども部長。


◎福祉子ども部長(今村昌彦)
 私から、御質問の3番目「保育園及び小中学校の給食について」の1点目、3点目及び4点目のうち保育園について、お答えいたします。
 始めに、1点目「安心安全な給食の提供について、どのように考えているか」についてでございますが、乳幼児期における食事は、体の成長だけでなく、健やかな心の発達にも大きな影響を与えるため、安心安全な給食の提供は大変重要だと考えております。
 平成24年3月に厚生労働省から示された「保育所における食事の提供ガイドライン」においても、「保育所における食事は安全、安心な食事であることが基本であり、安全性の高い品質管理に努めた食事を提供するため、食材、調理食品の衛生管理、保管時や調理後の温度管理の徹底、施設・設備の衛生面への留意と保守点検、検査、保存食の管理を行い、衛生管理体制を確立させることが必要である」とされています。
 食の安全を確保するためには、細菌やウイルスによる食中毒、原材料や調理過程での異物混入、放射性物質による食品の汚染、食品中のアレルギー物質によるアナフィラキシーショックなどの健康被害など、原材料の選定から納入、調理、配膳までの全ての工程でリスクを除く必要があります。具体的な対策として、衛生管理やアレルギー対応を始めとしたマニュアルの整備、食事提供に関わる全ての職員への教育、給食室の施設整備や調理器具等の保守点検などがあり、ソフト、ハード両面での対応を行っています。
 これらの食の安全確保に向けた取組は、食を取り巻く環境や時代の変化に応じて、より高度な対応が求められています。本市においては、管内保健所による食品衛生監視指導を毎年度、全ての保育園が受検しており、食中毒の発生状況や厚生労働省の通達等の情報を取得し、衛生レベルの向上、リスク軽減に努めております。
 次に、3点目の「市内の給食室のうち、新システムが導入されているのはどこか」についてでございますが、若宮保育園、共和東保育園、大府大和キッズ保育園、大府保育園で、ドライ方式による運用、衛生レベルの段階が明確に区分けされた給食室を導入しています。
 次に、4点目の「今後、全ての給食室を新しくする考えはあるか」についてでございますが、これまでも、異物混入防止のために木製配膳棚からワゴン方式へ変更したり、ノロウイルス対策としての調理員専用トイレの洋式化などの整備を進めてまいりました。今後も、安心安全な給食を提供するため、計画的に給食室を整備してまいりますので、よろしく御理解賜りますようお願いいたします。


○議長(深谷直史)
 答弁が終わりました。
 8番・鷹羽琴美議員。


◆8番議員(鷹羽琴美)
 それでは、御答弁いただいた内容のうち確認したい事項について、1点ずつ再質問してまいりたいと思います。
 まず、質問の1番目の「幼保児小中連携教育について」ですが、1点目の答弁については了解いたしました。
 次に、2点目の実態についてですが、現在、市内の小中学校では、「小1プロブレム」、「中1ギャップ」ともに、そのような状況はないとの答弁でした。
 そこで、再質問します。どのような調査を行った結果、そのような状況はないとの認識に至ったのか、お聞かせ願います。


○議長(深谷直史)
 お答え願います。教育部長。


◎教育部長(内藤郁夫)
 まず、進学時に段差を感じさせないスムーズな連携というものは、本市の幼保児小中連携教育の指針「きらきら」の根底にございます最も基本的かつ重要な考え方でございます。
 それで、この「きらきら教育」を推進していくに当たり、本市におきましては、教育長から校長会を通じて各校長にこの趣旨が伝達され、そして、各小学校、各中学校におきましては、それぞれの学校経営案に具体的な取組を立案して、教師がこれを全員体制で実践しているというような形になっております。
 「小1プロブレム」や「中1ギャップ」の有無を対象とした調査そのものは、実際、実施をいたしてはおりませんが、これらの問題は、年度始めの不登校であったりとか、落ち着きのない学級運営にあったりといったようなものに顕著にあらわれてまいるものでございます。ですが、そのような状況は、現在、見当たるような状況ではございません。
 また、幼保児小中連携会議におきましては、各学校の状況につきまして、逐次、報告をさせていただき、情報共有を行っております。また、そこで課題等があれば、全員で考えて対応していくというような体制をとっております。
 これらのことから、本市におきましては、御質問にある「小1プロブレム」や「中1ギャップ」のような状況は、現在のところ見当たらないというふうに考えておりますし、仮にそのような兆しが見えたといたしましても、対応できる体制は十分に整っていると考えておりますので、よろしくお願いいたします。


○議長(深谷直史)
 答弁終わりました。8番・鷹羽琴美議員。


◆8番議員(鷹羽琴美)
 ありがとうございました。了解いたしました。
 3点目の答弁についても承知いたしましたので、この項目についての意見を申し上げます。
 大府市内では、「小1プロブレム」、「中1ギャップ」の実態はないと伺い、少し意外に感じたとともに、大変安心いたしました。これは、今まさに大府市が推進している「きらきら教育」の効果の表れではないかと思っております。
 しかしながら、「小1プロブレム」、「中1ギャップ」はなくとも、少なからず小中学校での不登校やいじめの実態はあると伺っております。
 また、「きらきら教育」につきましては、昨年の厚生文教委員会の年間テーマとして研究され、市に対して五つの提言がされております。
 一つ目は、幼保児小中連携教育の指針「きらきら」のPRをもっと強化する必要があること。
 二つ目は、きらきらチャレンジカードの見直しを検討する必要があること。
 三つ目は、幼保児小中連携教育の推進のため、検討組織を立ち上げる必要があること。
 四つ目は、あいさつ運動を広める必要があること。
 五つ目は、保護者や地域を子育ちに巻き込む仕掛けづくりが必要であること。
 以上、五つの提言をもとに、今後、より一層「きらきら教育」を強く推進していくことで、不登校やいじめに苦しんでいる子供たちが少しでも減っていき、大府市の将来を担う子供たちが明るく健やかに、きらきらと輝くように育っていくことを切に願っております。
 次に、2番目の「青少年の居場所づくりについて」、再質問いたします。
 1点目の答弁については了解しました。
 次に、2点目の実態についてですが、昨年8月より開設された子ども・若者支援相談の実績として、19人の家族又は御本人が延べ63回相談されたとのことですが、そこで再質問します。
 この相談によって問題解決に至ったケースはあったのか。あれば、どのような結果になったのか、お答え願います。


○議長(深谷直史)
 お答え願います。青少年女性室長。


◎青少年女性室長(間瀬恵)
 お答えいたします。
 子ども・若者支援相談の目的は、相談先を明確にすることと適切な支援機関につなぐことを目的としておりまして、そういった意味では、4人の方を医療機関などの適切な機関へつなぐことができております。
 また、継続的な相談によって、4人の中高生が進学したり、新たな進路に進んでおります。
 相談員に精神保健福祉士や臨床心理士といった心理的、精神的に専門的な資格を持った方を配置したことにより、何度か相談を受けることによって、相談にみえた方の心のケアにもなり、良い方向につながったのではないかと思われます。
 以上です。


○議長(深谷直史)
 答弁が終わりました。8番・鷹羽琴美議員。


◆8番議員(鷹羽琴美)
 ありがとうございました。了解いたしました。
 3点目についてですが、対策として、相談窓口の開設や家族の集いの開催、また、支援研修会を挙げていただきました。
 義務教育終了後に不登校、引きこもりやニートとなった青少年が気軽に足を運べるような居場所づくりを今後やっていく考えはあるか、お答え願います。


○議長(深谷直史)
 お答え願います。市民協働部長。


◎市民協働部長(木學貞夫)
 居場所づくりということでございますけれども、本市の場合は、青少年の自立を促し、地域の一員として責任を果たせる社会人を育成するということを目的にしまして、市役所とか、公民館、それから石ヶ瀬会館、こういったところのロビー、こちらを青少年の居場所というふうに位置付けております。
 本市の青少年の居場所の場合は、高校生を中心に中学生から20歳代の方、こういった方を対象というふうに想定いたしております。
 それで、不登校とか引きこもり、こういった専門的な対応を必要とする方というのは想定をいたしておりませんので、今後、不登校とか引きこもり、ニートの方、こういった青少年の居場所の必要性も含めまして、他市町の情報を収集するなど、検討していきたいと思っておりますので、御理解いただきたいと思います。


○議長(深谷直史)
 答弁終わりました。8番・鷹羽琴美議員。


◆8番議員(鷹羽琴美)
 ありがとうございました。
 この項目については以上で終わりたいと思いますので、「青少年の居場所づくりについて」、意見を申し上げます。
 義務教育終了後の青少年の不登校、引きこもりやニートは、なかなか表面化しづらく、本人や家族もできれば周囲には知られたくない場合が多いので、実態をつかむのは難しいと思いますが、確実に苦しんでいる人たちは存在します。
 小中学校の不登校児童・生徒に対しては、ふれ愛サポートセンターにあるレインボーハウスでの支援が充実していますが、高校生で不登校になった場合、現状としては、「フリースクール」や「サポート校」と呼ばれる通信制、若しくは登校頻度を自分でも選べるような民間の学校への転入がほとんどで、費用が高く、経済的負担が大きくなります。
 また、思い切って相談窓口に来られ、家族の集いにも参加できるようになり、少しずつ外へと意識が向いてきた引きこもりやニートの方々が、次のステップとして気軽に出掛けることができ、同じ境遇の人と交流を図ったり、何かを学んだり、作業ができるような居場所づくりが推進できれば、そこから更にステップアップして、再度就学したり、就職につながっていくのではないかと考えます。
 ひいては、それが将来の大府市を担う若者の労働力確保や税収アップにもつながっていくのではないでしょうか。
 東海市社会福祉協議会が設けている「ほっとプラザ」では、不登校や引きこもりで悩んでいる本人や家族の相談が行われており、本人が気軽に無料で利用できる常設の居場所もあります。そこでは自由に過ごすことができ、書道やヨガなどの教室も開催されているようです。
 こうした施設を参考にして、大府市でも積極的に青少年の不登校、引きこもりやニートの支援に取り組んでいくことが重要であると私は考えております。
 最後に、質問の3番目「保育園及び小中学校の給食について」ですが、1点目、2点目の答弁については了解しました。
 3点目について再質問させていただきます。
 新システムとして挙げたうち、真空冷却機については答弁にありませんでしたが、真空冷却機についてはどうなっているか、お答え願います。


○議長(深谷直史)
 お答え願います。教育部長。


◎教育部長(内藤郁夫)
 失礼いたしました。
 真空冷却機につきましては、まず真空冷却というのは、真空にすることによって食品内の水分を蒸発させて、その蒸発熱で冷却をしていくというものでございまして、急速に冷却できるものですから、細菌が繁殖しにくくなって、結果、衛生調理に役立つという設備でございます。
 現在、大府小学校、大東小学校、神田小学校、共長小学校、石ヶ瀬小学校、そして大府中学校の6校に設備が入っておりますので、よろしくお願いいたします。


○議長(深谷直史)
 答弁が終わりました。8番・鷹羽琴美議員。


◆8番議員(鷹羽琴美)
 さらにお尋ねします。
 今後、全ての給食室に真空冷却機を導入していく計画はあるか、お答え願います。


○議長(深谷直史)
 お答え願います。教育部長。


◎教育部長(内藤郁夫)
 真空冷却機の導入に関しましては、設備の更新、あるいは施設の増築・改築の際に検討してまいりたいというふうに考えております。


○議長(深谷直史)
 答弁終わりました。8番・鷹羽琴美議員。


◆8番議員(鷹羽琴美)
 再度、3点目についてお伺いいたします。
 床の構造はウェット方式なのに、運用はドライ方式で行っていると答弁がありました。
 そこで質問いたします。構造が異なる方式で特に問題がないのかどうか、説明をもう少し詳しくお願いいたします。


○議長(深谷直史)
 お答え願います。学校教育課長。


◎学校教育課長(大島將嗣)
 先ほどの答弁で、4校がまだウェット方式ですが、運用はドライ方式で行っているということは、要は床をぬらさない。床に水をまかずに、その跳ねを抑えることによって細菌の繁殖を防ぐという、そういう方式ですので、ウェット方式であっても、ドライ方式として、床をぬらさないということで運用すれば、これはドライ方式と同じ使用方法ということになりますので、そういった衛生上の問題がクリアされるという、そういったことでございます。
 以上です。


○議長(深谷直史)
 答弁終わりました。8番・鷹羽琴美議員。


◆8番議員(鷹羽琴美)
 3点目については了解いたしました。
 では、4点目について再質問いたします。
 今後、小中学校の給食室については計画的に建て替え、また、保育園については計画的に整備していくとの答弁がありましたが、今後、何か具体的な計画はあるのか、お答え願います。


○議長(深谷直史)
 お答え願います。教育部長。


◎教育部長(内藤郁夫)
 では、私のほうから、小中学校の給食室の建て替えの計画について答弁させていただきます。
 現在、給食室の具体的な建替計画がございますのは、共和西小学校でございます。本年度に基本設計を行い、平成28年度に工事、平成29年4月から新しい給食室での調理を行ってまいる予定にしております。
 そのほかの小中学校の給食室の建て替え、あるいは設備更新等につきましては、今後も老朽化と児童・生徒数の推計をもとに、計画的に取り組んでまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。


○議長(深谷直史)
 福祉子ども部長。


◎福祉子ども部長(今村昌彦)
 保育園についても計画的に取り組んでいくという答弁をさせていただきましたが、第1答弁で食の安全の確保のためにいろいろな種類があると言ったのと同じで、安全の確保策としてもいろいろなレベルがございます。
 それで、私どもも今年度は、ノロウイルス対策として、調理員の専用のトイレの洋式化、こちらについては、横根保育園、追分保育園で行いましたし、それから、継続的に給食を提供できるように、大型の備品につきましても、横根保育園で更新している。
 こういったことについては、毎年度の実施計画に計上していって、順位を決めていきますので、これも今後、調整をして進めていきたいと思います。
 ただ、議員が今回の通告の中で特に示されている区分けの明確化、それからドライ方式につきましては、保育園の場合につきましては、やはり保育園の施設全体を建て替えるとき、保育園の老朽化、それから保育ニーズの需要の大きさ、それを見て、建て替えるときに対応していこうと、そういうふうに考えております。
 以上でございます。


○議長(深谷直史)
 答弁が終わりました。8番・鷹羽琴美議員。


◆8番議員(鷹羽琴美)
 どうもありがとうございました。
 それでは、最後に私の意見を述べさせていただきます。
 答弁をお伺いし、日頃から、より安心で安全な給食づくりに御尽力されていることがわかりました。子供たちは皆、平等に安心で安全な給食を提供される権利があると思いますので、老朽化した給食室についても、順次、計画的に建て替える機会に、新しいシステムを導入してくださると伺い、保護者としても大変安心いたしました。引き続き推進をお願いいたします。
 また、給食のメニューは、大人になっても、思い出の味として心に残っていたりするものです。これは今でも大府市の人気メニューの一つだと思いますが、私が好きだったのは、きな粉の揚げパンで、ベーカリーで見付けると、今でもついつい買いたくなるパンの一つです。
 ところが、2年前まで住んでいた神奈川県鎌倉市の小学校では、大府市と同じく自校方式でしたが、きな粉の揚げパンは一度もメニューに出てきたことはありません。その代わり、シナモンシュガーの揚げパンがあり、我が家の子供たちが好きなメニューの一つでした。
 このように、給食には御当地ならではの人気メニューがあると思いますので、栄養バランスはもちろん、子供たちがおいしく楽しく給食を食べられるよう、他県や他市町の給食メニューも参考にして、今後の給食づくりに取り組んでいただけるとよいと考えております。
 以上で、私の一般質問を終わります。